大阪 四条畷  ~楠公まつり~

4月1日

JR学研都市線四条畷駅で下車し、駅前の商店街を西方に5分ほど歩くと、「小楠公の楠」として市民に親しまれている巨大なくすのきが目前に姿をあらわします。このあたりは、南北朝時代、楠正成の子、楠正行を大将とする南朝軍と高師直の北朝軍が戦った「四條畷の合戦」の舞台となりました。明治23年には、楠正行ほか24殉難将士を祀(まつ)る四條畷神社が創建、この四條畷神社、参道、小楠公墓所を主会場として、4月1日に、市民による四條畷楠公まつりが盛大に行われました。

当日は満開の桜の中、まつりのメインイベント、子ども時代行列やかわいい稚児行列、お囃子隊や、神輿隊総勢300名ほどの行列は勇壮かつほほえましく参道を練り歩きました。小楠公墓所を出発する頃には、太陽も顔を覗かせるほどの好天になり、行列は四條畷神社へと進んでいきました。途中、小雨が降った時もありましたが、沿道にはたくさんの人々が行列を見守り、その様はあたかも太平記の歴史絵巻そのもので、神社からの眺めは「壮観」の一言に尽きるものでした。

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