奈良県大和郡山市 第49回 大和郡山お城まつり

平成21年3月29日(日)

約1000本あるとされ、さくら名所100戦にも選定されている郡山城跡の桜の開花にあわせて開催されるイベント「大和郡山お城まつり」が29日、大和郡山市の郡山城跡一帯で開かれました。

大和郡山城は戦国大名であった筒井順慶により1580年築城されたお城です。順慶の死後は豊臣秀吉の弟秀長が100万石余の領主として君臨し郡山城をふさわしいように改築されているとか。
大和の地では肝心の石垣に使う石材が不足で結局、大和のあらゆる社寺から材料を集めた結果、礎石や五輪塔、お地蔵さんや墓石など何でもあり状態だったようです。現在も石垣の中に逆さまになったお地蔵さんが埋まっているのが見えるそうです。それらの諸霊を慰めることが市の発展に必要と考え法要を始めまたのがお城まつりの由来となったそうです。

お祭り当日は見事な晴天で、満開の桜がさらに際立っていたように見えました。出発地点には舞台が設置され、武田信玄役や武将らが出陣式を行い、行列がスタート。
颯爽と馬に乗る武将たちの姿に見物に訪れた方たちは拍手を送っていました。また、近辺の小学生が扮するのは色鮮やかな内掛けに袖を通した姫や上臈、薙刀を持ち勇ましい姿の女武者、兜をかぶった少年武将や源義経や静御前なども登場。面をつけキツネに扮した子供たちによる白狐お渡りの加わり、『子ども時代行列』をより華やかな行列へと彩っていました。

大和郡山お城まつり 大和郡山お城まつり
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